「ラジオで大渋滞だと言っていたし、遅れている彼女は渋滞にはまっているに違いない」。こんな一言を英語で言おうとして、言葉に詰まったことはありませんか。
学校ではmustを「〜しなければならない」と習います。そのため、「〜に違いない」の意味で使ってよいのか迷う人もいるでしょう。
また、「間違いないね」と相づちを打つ場面や、「〜だったに違いない」と過去を振り返る場面では、使う英語が変わります。
この記事では、「違いない」を英語で言う方法を、時点・否定・場面ごとに例文と表で整理します。
- 「〜に違いない」を表すmustの使い方
- 「〜だったに違いない」「〜のはずがない」の英語での言い方
- 「間違いない」を場面ごとに言い分ける英語表現
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「〜に違いない」を英語で言うならmust
「〜に違いない」と言いたいときに、まず押さえたいのが助動詞のmustです。mustには義務のほかに、手元の根拠から強く推測する使い方があります。
- must+動詞の原形で「〜に違いない」を表す
- 義務のmust beと推量のmust beの見分け方
- 今起きていることはmust be+-ingで推量する
must+動詞の原形で「〜に違いない」を表す
British Councilは、何かが事実だと強く思うときや、ほかに現実的な可能性がないときにmustを使うと説明しています。つまり、手元の情報からの推量です。
形は「must+動詞の原形」です。must beの形がよく使われますが、be以外の動詞も置けます。
| 英文 | 日本語訳 | 推量の根拠 |
|---|---|---|
| You’ve been walking all day. You must be tired. | 一日中歩いていたね。疲れているに違いない。 | 一日中歩いていた |
| Her car isn’t here. She must be out. | 彼女の車がない。出かけているに違いない。 | 車がない |
| She is late, and the radio says there’s a big traffic jam. She must be stuck in traffic. | 彼女が遅れていて、ラジオでは大渋滞だと言っている。渋滞にはまっているに違いない。 | 遅刻に加えて渋滞情報がある |
| He talks to customers in Spanish every day. He must know the language well. | 彼は毎日スペイン語で接客している。スペイン語をよく知っているに違いない。 | 毎日スペイン語で接客している |
mustの推量は、あくまで話し手の判断です。遅刻しているだけのように手掛かりが少ない場面では、確信度に合わせてmight(〜かもしれない)を使いましょう。British Councilも、渋滞で遅れている場面の例をmightで示しています。
義務のmust beと推量のmust beの見分け方
Oxfordの辞書は、mustの意味として「必要・重要である(義務)」と「そうである可能性が高い・理にかなう(推量)」の両方を載せています。must beも、文脈によってどちらの意味にもなります。
見分けるポイントは、話し手が根拠を見て推測しているかどうかです。
| 項目 | 義務のmust be | 推量のmust be |
|---|---|---|
| 意味 | 〜でなければならない | 〜に違いない |
| 話し手がしていること | ルールや必要性を伝える | 根拠から状況を推測する |
| 例文 | Visitors must be at the reception by 9 a.m. (来訪者は午前9時までに受付に来なければなりません。) | You must be hungry after that long flight. (あの長いフライトの後だから、お腹がすいているに違いない。) |
迷ったら、前後に「推測の根拠」があるかを確かめましょう。上の推量の例では「長いフライトの後」が根拠にあたります。
今起きていることはmust be+-ingで推量する
目の前で進んでいる出来事を推測するときは、must be+-ingの形も使えます。「今まさに〜しているに違いない」というニュアンスです。
| 英文 | 日本語訳 |
|---|---|
| Her line is busy. She must be talking to someone. | 彼女の電話が話し中だ。誰かと話しているに違いない。 |
| Everyone has an umbrella. It must be raining. | みんな傘を持っている。雨が降っているに違いない。 |
| He isn’t answering, and he said he’d be driving home now. He must be driving. | 彼が電話に出ない。今ごろ車で帰ると言っていたから、運転中に違いない。 |
いずれも、話し中・みんなの傘・本人の予定といった手掛かりから、今の動作を推測しています。



「〜だったに違いない」「〜のはずがない」を英語で言う方法
推量の英語は、現在のことか過去のことか、肯定か否定かで形が変わります。ここでは過去の推量と否定の推量、そして確信が弱いときの言い方を見ていきます。
- 過去の推量はmust have+過去分詞
- 「〜のはずがない」はcan’t/can’t have+過去分詞
- 確信がないときはmay・might・could
過去の推量はmust have+過去分詞
「〜だったに違いない」「〜したに違いない」と過去を推測するときは、must have+過去分詞を使います。British Councilは、何が起きたかに確信があるときの形として説明しています。
| 英文 | 日本語訳 |
|---|---|
| She isn’t here yet. She must have missed the train. | 彼女はまだ来ない。電車に乗り遅れたに違いない。 |
| The ground is wet. It must have rained last night. | 地面がぬれている。昨夜雨が降ったに違いない。 |
| You must have been tired yesterday. | 昨日は疲れていたに違いないね。 |
must have beenは、beの過去を推量する形です。どの動詞にもbeenを付けるわけではないので、「missed」「rained」のように動詞の過去分詞を置きましょう。
「〜のはずがない」はcan’t/can’t have+過去分詞
「〜のはずがない」と否定の推量をするときは、現在ならcan’t+動詞の原形を使います。過去のことならcan’t have+過去分詞です。
British Councilは、過去の否定の推量にcouldn’t have+過去分詞も挙げています。
| 時点 | 英文 | 日本語訳 |
|---|---|---|
| 現在 | That can’t be true. I saw him this morning. | それは本当のはずがない。今朝彼に会ったから。 |
| 現在 | She can’t be hungry. She just had lunch. | 彼女がお腹をすかせているはずがない。昼食を食べたばかりだから。 |
| 過去 | He can’t have finished already. He only started ten minutes ago. | 彼がもう終えたはずがない。10分前に始めたばかりだから。 |
「〜に違いない」の否定を、mustをそのまま否定形にして作らないよう注意しましょう。British Councilが推量の否定として説明しているのは、can’tです。
確信がないときはmay・might・could
「〜かもしれない」と、確信が持てない推量を表す場合はmay・might・couldを使います。British Councilは、この3語をほぼ同じ意味とし、mayはやや改まった言い方だと説明しています。
過去のことなら、might have/may have+過去分詞の形になります。
| 確信の度合い | 現在のこと | 過去のこと |
|---|---|---|
| 〜に違いない | must+動詞の原形 | must have+過去分詞 |
| 〜かもしれない | may/might/could+動詞の原形 | may/might/could have+過去分詞 |
| 〜のはずがない | can’t+動詞の原形 | can’t/couldn’t have+過去分詞 |
練習問題:英語の推量表現を選んでみよう
ここまでの内容を、短い問題で確認しましょう。( )に入る語句を選んでください。
| 番号 | 問題 |
|---|---|
| 1 | You’ve been working all day. You( )tired.[must be/must have been] |
| 2 | The street is wet. It( )last night.[must rain/must have rained] |
| 3 | That( )Tom. He’s in London now.[must be/can’t be] |
| 4 | I’m not sure where she is. She( )at the library.[might be/must have been] |
| 5 | He( )the email. He hasn’t had access to his email today.[can’t have read/must have read] |
| 番号 | 解答 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | must be | 一日中働いていたことを根拠に、今の状態を推量しています。 |
| 2 | must have rained | 地面がぬれていることから、昨夜の出来事を推量しています。 |
| 3 | can’t be | 今ロンドンにいるので、その人がトムであるはずがないという否定の推量です。 |
| 4 | might be | 居場所に確信がないため、「〜かもしれない」のmightを選びます。 |
| 5 | can’t have read | 今日はメールを見られる状態になかったので、読んだはずがないという過去の否定の推量です。 |
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「間違いない」を英語で言う表現の使い分け
日本語の「間違いない」は、相手への同意にも、強い確信の表明にも、答えの正誤にも使えます。英語では場面ごとに表現を選ぶ必要があるため、使う場面を先に決めましょう。
- 相づちの「間違いないね」はDefinitely./Absolutely./For sure.
- 強い確信を示すならThere is no doubt that/undoubtedly/certainly
- 答えや情報が正しいならcorrectで伝える
- 相手に同意を求める「〜だよね」はsurely
相づちの「間違いないね」はDefinitely./Absolutely./For sure.
会話で「間違いないね」と返すなら、短い一言が便利です。Oxfordの辞書は、definitelyを「疑いなく本当だ」と強調する語とし、Yes, definitely.のような返答例を載せています。
absolutelyは、相手の発言に強く同意する返答として使えます。for sureは「疑いなく」を表す口語表現で、Oxfordでは北米英語の返答例(For sure.)が示されています。
| 英文 | 日本語訳 |
|---|---|
| A: This café is great. B: Definitely. | A:このカフェ、いいね。B:間違いないね。 |
| A: We should leave early to avoid traffic. B: Absolutely! | A:渋滞を避けるために早めに出たほうがいいね。B:間違いない! |
| A: Will you be there? B: For sure. | A:来てくれる? B:もちろん、間違いなく行くよ。 |
強い確信を示すならThere is no doubt that/undoubtedly/certainly
「〜なのは間違いない」と、事柄や評価について強い確信を示すときは、There is no doubt that 〜が使えます。Oxfordの辞書にはThere is no doubt at all that we did the right thing.の用例があります。
undoubtedlyやcertainlyも、強い確信を示す副詞です。「いちばんのカフェ」のような評価にも使えますが、話し手の判断である点は変わりません。一方、no doubtは「おそらく〜だろう」という見込みにも使われるため、文脈で意味を確かめましょう。
| 表現 | 例文 | 日本語訳 |
|---|---|---|
| There is no doubt that 〜 | There is no doubt that she worked hard. | 彼女が努力したのは間違いない。 |
| undoubtedly | It is undoubtedly one of the best cafés in town. | ここは間違いなく町でいちばんのカフェの1つだ。 |
| certainly | This plan is certainly better than the last one. | この計画は前回のものより確実によい。 |
| no doubt(見込み) | No doubt she’ll call us when she gets there. | 着いたら、きっと彼女から電話があるだろう。 |
最後の例文は、Oxfordの辞書に載っているno doubtの用例です。「きっと〜だろう」という見込みを表しています。
答えや情報が正しいならcorrectで伝える
「その答えで間違いない」「情報は間違いない」のように正誤を伝えるなら、correctを使いましょう。Oxfordの辞書は、correctを「誤りがなく正確な」という意味で説明しています。
| 英文 | 日本語訳 |
|---|---|
| Yes, that’s correct. | はい、それで間違いありません。 |
| Your answer is correct. | あなたの答えで間違いありません。 |
| Is this address correct? | この住所で間違いないですか? |
相手に同意を求める「〜だよね」はsurely
surelyは「確かに」と訳されがちですが、使い方に注意が必要です。Oxfordの辞書は、特に英国英語でのsurelyを、ほぼ確かだと思いつつ相手の同意を求める言い方と説明しています。
同じ辞書では、certainlyは「疑いなく」の意味で強い確信を表すと対比されています。
| 表現 | ニュアンス | 例文 |
|---|---|---|
| surely | ほぼ確かだと思い、相手の同意を求める | Surely we should do something about it? (何か手を打つべきだよね?) |
| certainly | 疑いなく、と強く信じている | This plan is certainly better. (この計画のほうが確実によい。) |

「きっと〜する」「〜に決まっている」を英語で言う表現
これから起きることを「きっと〜する」と見込むときは、be bound toやI’m sure (that) 〜も使えます。伝えたい確信の示し方に応じて選びましょう。
なお「〜に相違ない」「確実だ」を訳すときは、根拠からの推論ならmust、強い確信の表明ならundoubtedlyやcertainlyを選ぶと整理できます。
- be bound toで「きっと〜する」
- I’m sure (that) 〜で自分の確信を伝える
be bound toで「きっと〜する」
Oxfordの辞書は、be bound to do/beを「確実に、またはおそらく起こる」という意味で説明しています。「〜に決まっている」「きっと〜する」に近い表現です。
| 英文 | 日本語訳 |
|---|---|
| There are bound to be changes when the new system is introduced. | 新しいシステムが導入されれば、きっと変更が出てくる。 |
| It was bound to happen sooner or later. | 遅かれ早かれ起きることだった。 |
いずれもOxfordの辞書の用例です。見込みを表す言い方なので、結果を保証する約束として使うものではありません。
I’m sure (that) 〜で自分の確信を伝える
「〜だと確信している」「きっと〜だと思う」と、自分の気持ちとして伝えるならI’m sure (that) 〜が使えます。Oxfordの辞書は、sureを「自分がわかっている、正しいと確信している」状態と説明しています。
| 英文 | 日本語訳 |
|---|---|
| I’m pretty sure (that) he’ll agree. | 彼はきっと賛成してくれると思う。 |
| I’m sure you’ll enjoy the trip. | 旅行はきっと楽しめると思うよ。 |
1つ目はOxfordの辞書の用例です。mustが根拠からの推量なのに対し、I’m sureは話し手自身の確信を前に出す言い方です。




「違いない」の英語表現のまとめ
- 「〜に違いない」は、根拠から推量するmust+動詞の原形で表す。過去ならmust have+過去分詞を使う
- 「〜のはずがない」はcan’t、過去ならcan’t have+過去分詞で表す。推量の否定はmustではなくcan’tを使う
- 「間違いない」は、同意ならDefinitely.やAbsolutely.、強い確信ならThere is no doubt that、正誤ならcorrectと場面で選ぶ
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