英検二次試験の日程はいつわかる?A日程とB日程の振り分けや会場の決まり方まで徹底解説

英検の一次試験を突破したあと、多くの受験者が気になるのは「二次試験はいつ・どこで受けるのか」という点でしょう。

英検の二次試験には「A日程」と「B日程」の2パターンが存在し、申込区分や年齢によって自動的に振り分けられる仕組みになっています。

受験者自身が日程を選べるわけではないため、事前にルールを把握しておかないとスケジュール調整に苦労するケースも珍しくありません。

この記事では、二次試験の日程が決まるタイミングや振り分けの基準、会場の決定方法、受験票が届かない場合の対処法まで、気になるポイントを網羅的に解説していきます。

  • 二次試験の日程はいつ・どうやって通知されるのか
  • A日程とB日程の振り分け基準
  • 日程変更が認められるケースと申請方法
  • 会場の決まり方と受験票が届かないときの対処法
目次

英検二次試験の日程は一次試験合格後に届く「二次受験票」で決まる

英検の二次試験がいつ行われるかは、一次試験の合否発表後に届く「二次受験票」で正式に確定します。

一次試験の合格発表はウェブ上の「英ナビ!」で先行して確認できるものの、具体的な面接日時や会場が記載されているのは郵送される二次受験票のみです。

日本英語検定協会の公式サイトでは、各回の検定スケジュールとして二次試験のA日程・B日程の「予定日」が公表されています。

「二次試験の受験日についてはA日程・B日程があり、届いた二次受験票に記載された日程をご確認ください。」

※引用元:公益財団法人日本英語検定協会「受験の流れ」

ただし、この予定日はあくまで目安であり、受験者個人がどちらの日程に割り振られるかは受験票が届くまで確定しません。

そのため、二次試験の予定日付近には両日とも空けておくのが安全な対策といえます。

受験票は一次試験の合否発表から数日以内に届くのが通例ですが、届く時期は検定回によって前後することもあるため、到着予定日は公式サイトで事前に確認しておくとよいでしょう。

二次試験のA日程・B日程は申込区分で振り分けられる

英検の二次試験日程には「A日程」と「B日程」があり、受験者の申込方法と属性によって自動的にどちらかへ振り分けられます。

受験者が好きな方を自由に選べる仕組みではなく、日本英語検定協会が定めたルールに従って機械的に決まる点を理解しておくことが重要です。

振り分けの基本的な考え方を整理すると、個人申込の場合は年齢、団体申込の場合は団体種別が判断基準になります。

申込区分A日程の対象B日程の対象
個人申込20歳以下の受験者21歳以上の受験者
団体申込(中学・高校など)対象外所属受験者全員
団体申込(塾・企業など)所属受験者全員対象外

なお、年度や検定回によって細かいルールが変更される可能性もあるため、申込前に必ず最新の実施要項を確認してください。

ここからは、個人申込・団体申込それぞれの振り分けルールを詳しく見ていきましょう。

個人申込は年齢区分でA日程・B日程が自動的に決まる

個人で英検に申し込んだ場合、二次試験の日程は受験者の年齢によって自動的に振り分けられます。

具体的には、申込時点で「20歳以下」であればA日程、「21歳以上」であればB日程に割り当てられるのが基本ルールです。

年齢の判定基準は受験する検定回の一次試験日時点となっており、たとえば一次試験日に21歳の誕生日を迎える場合は「21歳以上」としてB日程に振り分けられることになります。

この仕組みが採用されている背景には、学校行事との重複を避ける意図があるとされています。

中高生をはじめとする若年層の受験者はA日程に集めることで、学校の定期考査や部活動の大会と二次試験が重なるリスクを軽減しているわけです。

  • A日程は主に土曜日か日曜日に設定されることが多く、学生が受験しやすい日取りになっている
  • B日程はA日程の翌週に設定されるのが通例で、社会人が多い傾向にある
  • 年齢による振り分けは申込後に変更できないため、事前に自分がどちらに該当するか確認しておくことが大切

個人申込では受験者本人の希望で日程を切り替えることができないため、特にスケジュールがタイトな時期に受験する方は注意が必要です。

団体申込は学校・塾などの種別でA日程・B日程が決まる

学校や学習塾などの団体を通じて英検に申し込んだ場合、二次試験の日程は所属する団体の種別によって一律に決まります。

中学校・高等学校・高等専門学校といった正規の教育機関が準会場として申し込んだ場合はB日程に振り分けられ、塾や英会話スクールなどのその他の団体はA日程に割り当てられるのが原則です。

この振り分けは団体単位で適用されるため、同じ塾に通う受験者は全員が同じ日程で二次試験を受けることになります。

「二次試験の受験日は、お申し込み方法により異なります。」

※引用元:公益財団法人日本英語検定協会「受験案内」

団体種別による振り分けを整理すると、以下のようになります。

  • B日程となる団体:中学校、高等学校、高等専門学校(3年生まで)、特別支援学校などの正規教育機関
  • A日程となる団体:学習塾、予備校、英会話スクール、企業、大学、短期大学など

受験者個人の年齢は考慮されず、あくまで団体のカテゴリで日程が決定される点を押さえておきましょう。

海外会場や特別配慮の受験者はA日程固定

海外在住の受験者や、特別な配慮を必要とする受験者の二次試験は、A日程に固定されています。

海外会場では実施回数や使用できる施設に制約があるため、1つの日程にまとめて運営効率を確保する必要があるのがその理由です。

障がいや疾病等の理由で特別措置を申請している受験者も同様に、対応スタッフの配置や設備準備の関係からA日程に統一されています。

海外受験に関しては、実施される都市も国内と比べて限定されている点に留意が必要です。

項目内容
受験日A日程のみ
実施される級1級〜3級(会場によって異なる)
申込方法海外受験専用の手続きが必要
受験票の届き方国際郵便のため、国内より到着が遅れることがある

特別配慮の申請期限は一次試験の申込時であり、二次試験の直前に追加で申請するのは原則として認められていません。

海外受験・特別配慮のいずれについても、申込段階で必要な手続きを済ませておかないとA日程での受験が保証されないため、早めの準備を心がけましょう。

申込前に自分の日程を予測する方法

英検の申込前に「自分がA日程・B日程のどちらになりそうか」を予測しておくと、スケジュール管理がしやすくなります。

予測といっても難しい作業ではなく、日本英語検定協会の公式サイトで公開されている振り分け基準に自分の条件を当てはめるだけで、ほぼ正確に判断できます

確認する際に見るべきポイントを押さえておきましょう。

  • 個人申込の場合は一次試験日時点の年齢が20歳以下か21歳以上かをチェックする
  • 団体申込の場合は所属先が「正規の教育機関」に該当するかどうかを団体責任者に確認する
  • 海外受験や特別配慮の申請を予定している場合は原則A日程固定と見込んでおく

公式サイトには検定回ごとに「二次試験A日程:○月○日」「二次試験B日程:○月○日」という具体的な予定日が掲載されているため、自分の振り分けが予測できればおおよその日程を把握できます。

ただし、検定回によっては日程が後からずれるケースがまれにあるため、最終確定は二次受験票の到着をもって行うのが確実です。

申込前に日程を予測したうえで、受験票到着後に正式な日程を確認するという二段構えのスケジュール管理をおすすめします。

英検二次試験の日程は変更できる?認められるケースと申請の流れ

二次試験の日程が決まったあとに予定が重なってしまい、「別の日程に変更できないだろうか」と考える受験者は少なくありません。

結論から言えば、日程変更は「原則としてできない」というのが日本英語検定協会のスタンスですが、一部の限られた条件下では変更が認められる場合もあります。

このセクションでは、個人申込と団体申込で異なる変更の可否や、認められるケースの具体例、申請手順を詳しく取り上げます。

申込区分日程変更の可否補足
個人申込原則不可いかなる理由でも変更できない
団体申込(正規教育機関)条件付きで可能学校行事との重複など限定的な理由に限る
団体申込(塾・企業等)原則不可個人申込と同じ扱い

変更が認められないケースに備えて、あらかじめ代替手段を把握しておくことも大切です。

個人申込では原則として変更できない

個人で英検に申し込んだ受験者は、二次試験の日程を変更することが原則としてできません。

「仕事の都合」「冠婚葬祭」「他の試験との日程被り」といった個人的な事情は、いずれも変更が認められる正当な理由には該当しないと公式に明示されています。

一度振り分けられたA日程またはB日程は最終決定として扱われ、協会に問い合わせても対応してもらえないのが実情です。

このルールが厳格に運用されている背景には、受験者ごとの個別対応を始めると運営体制が維持できなくなるという事情があります。

英検は年間約400万人が受験する大規模試験であり、日程変更の希望をすべて受け付けることは物理的に困難です。

  • 個人申込の受験者は日程を選択する手段がそもそも用意されていない
  • 一次試験を別の回に振り替えることもできない
  • 二次試験を欠席しても受験料の返金は行われない

こうした制約を踏まえると、英検に申し込む前の段階で二次試験のおおよその日程を確認し、スケジュールが空いている検定回を選ぶことが最も有効な対策になります。

学校・塾の団体申込では一部の理由で変更が認められる

団体申込の場合、正規教育機関に限り、学校行事など特定の理由で二次試験の日程変更が認められることがあります。

たとえば、文化祭や体育祭、修学旅行など学校側がやむを得ないと判断した行事と二次試験日が重複するケースでは、B日程からA日程への振り替えが許可される場合があります

ただし、あくまで学校単位での申請が前提であり、受験者個人が直接協会に連絡して変更を求めることはできません。

変更が認められる可能性のある具体的な理由としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 学校行事(文化祭・体育祭・修学旅行・入学試験の日程など)との重複
  • 災害や公共交通機関の運休など不可抗力による移動困難
  • 感染症の流行に伴う学校閉鎖や出席停止措置

一方で、部活動の大会やクラブ活動、個人的な予定は変更理由として認められない点に注意が必要です。

団体責任者を通じて協会に相談するタイミングが遅れると対応が難しくなるため、日程に懸念がある場合は一次試験の合否発表後すみやかに学校の先生や塾の担当者に相談しましょう。

変更を申請する手順と締切

団体申込で二次試験の日程変更を申請するには、団体責任者が日本英語検定協会に所定の手続きを行う必要があります。

受験者個人からの直接申請は受け付けられていないため、まずは所属団体の英検担当者に変更の希望を伝えることが最初のステップです。

申請から完了までの一般的な流れを確認しておきましょう。

  • 受験者が団体責任者(学校の先生など)に日程変更の希望と理由を伝える
  • 団体責任者が協会の団体サポートセンターに連絡し、変更の可否を確認する
  • 変更が認められた場合、協会の指示に従い必要書類を提出する
  • 変更後の受験日程が確定し、新しい受験票または案内が届く

申請の締切は一次試験の合格発表日から数日後に設定されていることが多く、検定回ごとに異なります

「受験上の配慮、届出についてご不明点がございましたら、英検サービスセンターまでお問い合わせください。」

※引用元:公益財団法人日本英語検定協会「障がい等のある方への受験上の配慮」

締切を過ぎてからの申請は認められないのが通例です。

日程に不安がある場合は、一次試験が終わった段階で団体責任者にあらかじめ相談しておくと、合否発表後にスムーズに動けるでしょう。

どうしても都合がつかない場合はS-CBTという選択肢もある

従来型の英検でA日程もB日程も都合がつかない場合、「英検S-CBT」の活用を検討する価値があります。

英検S-CBTはコンピュータを使って1日で4技能すべてを測定する試験方式で、従来型のように一次試験と二次試験が別日に分かれていません。

つまり、面接日程の振り分けやA日程・B日程という概念自体が存在しないため、スケジュールの自由度が大きく高まります

英検S-CBTには、日程面以外にもいくつかの特徴があります。

スクロールできます
比較項目従来型英検英検S-CBT
試験日数一次+二次の2日間1日で完結
スピーキング方式対面の面接コンピュータ録音方式
実施頻度年3回原則毎週土日に実施
受験可能級1級〜5級準1級〜3級

受験可能な級が準1級〜3級に限定されている点と、スピーキングが対面ではなくマイクへの吹き込み形式になる点は従来型との大きな違いです。

従来型の面接対策をすでに進めている方は、S-CBTの出題形式やスピーキングの回答方法もあわせて確認したうえで判断するとよいでしょう。

英検二次試験の会場は選べる?協会が指定するまでの流れ

二次試験の会場がどこになるのかは、日程と同様に受験者が強い関心を寄せるテーマです。

結論として、受験者が会場を直接指定することはできず、日本英語検定協会が受験者の希望受験地や受験級をもとに会場を割り当てる仕組みになっています。

このセクションでは、会場が決まるまでの流れと、知っておくべき注意点を解説します。

会場決定のポイント
  • 申込時に「希望受験地」として都道府県レベルのエリアを選ぶことはできる
  • 具体的な施設名や住所は二次受験票に記載されるまでわからない
  • 会場の事後変更は原則として認められない

希望受験地を選ぶ段階では「東京」「大阪」のような大まかなエリアの指定にとどまるため、実際に割り当てられる会場が自宅や学校から遠い場所になる可能性も考慮に入れておきましょう。

希望受験地は申込時に選ぶが具体的な会場は受験票で通知される

英検に申し込む際、受験者は「希望受験地」として都道府県や主要都市単位のエリアを選択できます。

しかし、この希望受験地はあくまで「このエリア内の会場に配置してほしい」という要望にすぎず、具体的にどの建物で受験するかは協会側が決定します。

二次受験票が届いて初めて、会場の施設名・住所・教室番号といった詳細がわかる仕組みです。

会場の割り当てにあたっては、受験者数と各会場の収容人数のバランスが考慮されます。

受験者が集中するエリアでは複数の会場に分散されるため、同じ学校の生徒であっても異なる会場に割り振られるケースも珍しくありません。

「受験会場は協会が指定します。希望受験地以外の会場が指定される場合もございます。」

※引用元:公益財団法人日本英語検定協会「受験案内」

受験票が届いたら、まず会場の所在地を地図アプリなどで確認し、自宅や最寄り駅からの経路と所要時間を把握しておくことをおすすめします。

当日に迷って遅刻するリスクを防ぐため、余裕をもって現地に向かえるよう交通手段も事前に調べておきましょう

会場の指定や変更は原則できない

二次受験票に記載された会場は、受験者の希望による変更が原則として認められていません。

「自宅から遠い」「交通の便が悪い」といった理由で別の会場を希望しても、協会は対応しないのが基本方針です。

会場の変更を受け付けてしまうと特定の会場に受験者が集中し、公正な試験運営が困難になるという事情がその背景にあります。

ただし、例外として対応が検討されるケースもごくわずかながら存在します。

  • 台風や地震などの自然災害により指定会場が使用不能になった場合
  • 受験者が事故や急病で当日移動が困難であることを証明できる場合
  • 協会側の手違いで誤った会場が指定されていた場合

これらはいずれも受験者本人の意思ではなく、不可抗力や運営側の過誤によるものです。

一般的な「都合が合わない」という相談には応じてもらえないため、申込時の希望受験地選びは慎重に行いましょう

万が一、受験票に記載された会場が明らかに希望受験地と異なるエリアだった場合は、印刷ミスの可能性もあるため、協会の英検サービスセンターへ早めに問い合わせてください。

「二次受験票」が届かない!焦る前に確認すべき対処法

一次試験に合格したにもかかわらず二次受験票が届かないと、不安を感じるのは当然のことです。

受験票には試験日時・会場・集合時間といった重要情報が記載されているため、届かないままでは当日の準備が進められません。

ただし、受験票の到着が遅れるケースは毎回の検定で一定数報告されており、慌てる前に確認すべき手順があります

状況推奨される対応
到着予定日まであと数日ある公式サイトで到着予定日を再確認して待つ
到着予定日を過ぎた英検サービスセンターに電話で問い合わせ
試験前日になっても届かないWEB受験許可証をダウンロードして代用

受験票が届かない理由は郵便事故や転居届の未提出など複数考えられますが、いずれの場合でも二次試験そのものが受けられなくなるわけではありません。

落ち着いて対処法を確認していきましょう。

必着日を過ぎても届かないときの問い合わせ先

二次受験票の到着予定日は検定回ごとに公式サイトで案内されており、その日を過ぎても届かない場合は英検サービスセンターへの問い合わせが必要です。

電話窓口に連絡すると、受験者の登録情報をもとに受験票の発送状況や配送先の確認が行われます。

問い合わせの際には、本人確認に使われるいくつかの情報を手元に準備しておくとスムーズです。

  • 英検ID(英ナビ!に登録しているもの)
  • 申込時に登録した氏名・生年月日・住所
  • 受験する検定回と級

住所の入力ミスやマンション名・部屋番号の記載漏れが原因で届かないケースは、実は少なくありません

申込時に登録した住所が正確かどうかを英ナビ!のマイページで確認しておくと、不要な問い合わせを防ぐことにもつながります。

サービスセンターの受付時間は平日9:30〜17:00が目安ですが、二次試験直前は電話が混み合うため、到着予定日を過ぎた時点でなるべく早く連絡しましょう。

WEB受験許可証で代用する方法

二次受験票が届かない場合でも、「WEB受験許可証」をダウンロード・印刷することで二次試験を受験できます。

WEB受験許可証とは、英検公式サイトの合否結果閲覧ページからダウンロードできるPDF形式の書類で、受験票と同等の証明書として扱われます

紙の受験票が届かない場合の代替手段として協会が正式に認めている方法であるため、「受験票がなくて受けられないかもしれない」と心配する必要はありません。

WEB受験許可証を利用する手順は以下のとおりです。

  • 英ナビ!にログインし、合否結果のページにアクセスする
  • 「WEB受験許可証」のリンクからPDFをダウンロードする
  • A4サイズで印刷し、当日持参する

許可証には試験会場や集合時間も記載されているため、紙の受験票がなくても当日必要な情報はすべて確認できます。

ただし、印刷した許可証には写真の貼付が求められるケースがあるため、証明写真も忘れずに用意しておくとよいでしょう。

受験票の到着を待つだけでなく、万が一のためにWEB受験許可証の存在を知っておくと精神的にも余裕が生まれます。

英検二次試験の日程と会場に関するよくある質問

ここまでの解説でカバーしきれなかった疑問点について、Q&A形式で回答していきます。

英検の二次試験は年間の受験者数が非常に多い試験であるため、さまざまな状況の受験者から共通して寄せられる質問があります。

自分に当てはまるケースがないか確認しておきましょう。

それぞれの疑問に対して、公式情報をもとに正確な回答をまとめました。

1級の二次試験は受験会場が限られているって本当?

英検1級の二次試験は、他の級と比べて実施会場が大幅に限定されるのは事実です。

1級の二次試験は受験者数がほかの級に比べて少ないため、日本英語検定協会は全都道府県に会場を設けるのではなく、主要都市に会場を集約して運営しています

そのため、地方在住の受験者は遠方の会場まで移動しなければならないケースも出てきます。

1級の二次試験会場として設定されることが多い都市の例を挙げると、以下のようなエリアに集中しています。

  • 札幌・仙台・東京・横浜・名古屋・京都・大阪・広島・福岡など
  • 準1級以下では設置されていた地方都市の会場が1級では設置されないことがある
  • 検定回によって設置都市が変わる可能性もある

会場への移動に長時間かかる場合は、前日に会場近くに宿泊するといった対策も現実的な選択肢です。

交通費や宿泊費が負担になる方は、英検S-CBTで準1級までを取得し、1級のみ従来型で受験するという計画の立て方も検討に値するでしょう。

一次試験免除でも二次試験の日程は同じになる?

一次試験免除制度を利用した受験者も、通常の受験者と同じ基準で二次試験の日程が振り分けられます。

一次試験免除とは、前回の検定で一次試験に合格したものの二次試験で不合格または欠席だった場合に、次回以降の検定で一次試験を受け直さずに二次試験から受験できる制度です。

この制度を利用しても、A日程・B日程の振り分けルールには何も変わりはありません

免除申請をして二次試験のみ受験する場合も、申込区分が個人なら年齢、団体なら団体種別で日程が決まります。

前回B日程で不合格だったからといって次回もB日程になるとは限らず、申込方法や年齢が変われば別の日程に振り分けられることもあるため、毎回あらためて確認する習慣をつけておくのが安心です。

同じ検定回で隣接した2つの級を受けると日程はどうなる?

英検では同一の検定回で隣接する2つの級を同時に申し込む「ダブル受験」が認められており、両方の一次試験に合格した場合は二次試験もそれぞれ受験する必要があります。

このとき気になるのが「2つの二次試験が同じ日に重なってしまわないか」という点でしょう。

結論として、協会は同一受験者のダブル受験を考慮し、2つの級の面接時間が重ならないように配慮する運用を行っています。

具体的にどのような調整が行われるかを見てみましょう。

  • 同一日程内で午前と午後に分けて面接が設定される場合がある
  • 片方の級がA日程、もう片方がB日程になり、別の週に分かれることもある
  • いずれの場合も、受験者が2つの面接を問題なく受けられるように調整される

ただし、会場は級ごとに異なる施設が指定される可能性がある点には注意してください。

同じ日に2つの面接がある場合、会場間の移動時間を考慮してスケジュールに余裕をもっておくことが重要です。

集合時間の何分前に到着すればいい?

二次受験票に記載されている集合時間は「この時刻までに会場に到着し、受付を済ませてください」という意味であり、面接そのものの開始時刻ではありません。

会場に着いてから受付や待機室への案内があり、その後に順番に呼ばれて面接が始まるため、集合時間ちょうどに到着するのではなく余裕をもったスケジュールで向かうのが望ましいでしょう。

一般的な目安として、集合時間の20〜30分前に会場に到着しておくと安心です。

早めに到着することで得られるメリットは、意外と多くあります。

  • 会場の雰囲気に慣れて緊張を和らげる時間が取れる
  • トイレの場所を確認したり、最後の復習に充てたりできる
  • 交通遅延など不測のトラブルが起きても焦らずに済む

逆に、集合時間に遅刻してしまうと原則として受験が認められなくなるため、余裕のある行動が何よりも大切です。

会場が初めて訪れる場所の場合は、建物の入口や受付の場所がわかりにくいこともあるため、30分前到着を目安にするとよいでしょう。

服装は私服・制服・スーツのどれが正解?

英検の二次試験には服装に関する公式な規定がなく、私服・制服・スーツのいずれでも受験できます。

「面接だからスーツを着なければいけない」と思い込んでいる受験者もいますが、英検はあくまで英語力を測定する試験であり、服装が採点に影響することはありません

実際の面接会場では、中高生は制服、大学生や社会人は普段着やビジネスカジュアルで来場する方が大半を占めています。

服装選びで意識したいポイントを挙げると、以下のような点が参考になります。

受験者層よく見かける服装注意点
中学生・高校生制服着慣れた服装なのでリラックスしやすい
大学生私服(カジュアル)清潔感があれば特に問題なし
社会人ビジネスカジュアルまたは私服過度にフォーマルにする必要はない

面接官も受験者の服装を評価基準に含めていないため、自分がリラックスできる服装を選ぶのがベストです。

季節によっては空調の効き具合で暑さ・寒さを感じることもあるため、温度調節しやすい服装にしておくと快適に面接を受けられるでしょう。

二次試験を欠席するとどうなる?

二次試験を欠席した場合、その検定回の二次試験は「不合格」と同じ扱いになりますが、追加のペナルティが課されることはありません。

欠席の理由を問わず受験料の返金も行われないため、経済的な損失はあるものの、次回以降の受験資格が失われるといった不利益は生じません。

一次試験にすでに合格している受験者にとって最も重要なのは、一次試験免除制度が利用できるかどうかでしょう。

「一次試験の合格者は、合格した回を含め、以降の申込により一次試験が1年間免除されます。」

※引用元:公益財団法人日本英語検定協会「一次試験免除について」

この制度を使えば、二次試験に欠席しても合格した回の翌年度の同回まで一次試験をスキップして再挑戦できます。

欠席を検討している場合に確認しておくべき点を整理します。

  • 欠席の事前連絡は必須ではないが、協会への届出をしておくと問い合わせ時に履歴が残る
  • 一次試験免除の有効期間を過ぎると一次試験からの再受験が必要になる
  • 次回の申込時に「一次試験免除申請」を忘れずに行う必要がある

やむを得ず欠席する場合でも、免除制度の期限だけは必ず確認し、次回のチャンスを逃さないようにしましょう

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