英検4級の裏ワザで差がつく!小学生でも合格できる解き方と勉強法

英検4級は中学中級レベルの試験で、小学生の受験者も年々増えています。

ただし、5級から一段階難易度が上がるため、なんとなく勉強しているだけでは合格点に届かないことも少なくありません。

そこで役立つのが、出題傾向を踏まえた「解き方の裏ワザ」と効率的な勉強法の組み合わせです。

この記事では英検4級の試験内容を整理したうえで、リーディング・リスニングの大問別の攻略法、点を伸ばす勉強法、小学生がつまずきやすいポイント、おすすめ教材まで体系的にまとめました。

特に意識したいポイントを先にざっと確認しておきましょう。

この記事のポイント
  • 試験は一次試験のみで、二次試験はない
  • 合格には一般的に約65〜70%の正答率が必要とされている
  • リーディング・リスニングはどちらも大問ごとに固有の解き方のコツがある
目次

英検4級の試験内容と各大問の出題傾向

英検4級は、リーディングとリスニングの2技能を測る一次試験のみで合否が決まる試験です。

出題形式はすべて4択のマークシート方式で、英作文やスピーキングは含まれていません

ここでは試験全体の概要、合格ラインの目安、5級から上がる難易度の変化という3つの視点から、4級の全体像をつかんでいきましょう。

まず、ざっくり押さえておきたい試験構成は次の表のとおりです。

技能問題数試験時間
リーディング35問35分
リスニング30問約30分

全体像を頭に入れておくと、後で大問別の対策を読むときに「自分はどの大問で点を稼ぐべきか」が見えやすくなります。

合格点や難易度の詳しい変化は、このあとのh3で順番に整理していきます。

一次試験(リーディング・リスニング)の概要

英検4級の一次試験は、筆記35分・リスニング約30分の合計約65分で行われます。

試験会場では先に筆記試験が始まり、終了後にそのまま続けてリスニング音源が再生される流れです。

時間配分の感覚をつかんでおくと、本番で焦らず実力を出し切れます。

リーディングとリスニングの中身を整理すると、次のような構成になっています。

大問内容問題数
筆記大問1短文の語句空所補充15問
筆記大問2会話文の文空所補充5問
筆記大問3日本文付き短文の語句整序5問
筆記大問4長文の内容一致選択10問
リスニング第1部会話の応答文選択10問
リスニング第2部会話の内容一致選択10問
リスニング第3部文の内容一致選択10問

リスニング音声はすべて2回ずつ流れるため、1回目で聞き逃しても2回目でリカバリーが効きます

筆記とリスニングの両方で安定して得点することが、4級合格の基本戦略になります。

何問間違いで落ちる?合格に必要な点数の目安

英検4級の合否は、正答数ではなく英検CSEスコアという基準で決まります。

リーディング・リスニング合計1000点満点中、合格ラインは622点と公表されています。

ただし、保護者や受験生がイメージしやすいのは「何問正解すれば合格できるか」という目安でしょう。

英検協会が公表している合格基準を整理すると、次のようになります。

項目内容
一次試験合格基準スコア622点/1000点
試験技能リーディング・リスニング
各技能の満点500点ずつ

正確な合格点はCSE換算のため毎回少しずつ変動しますが、過去の傾向から見ると合計65問中およそ45問以上の正解が一つの目安になります。

リーディングとリスニングのどちらか一方だけが極端に低いと不利になるので、両方でバランスよく7割程度を狙う意識が大切です。

苦手な技能を作らないことが、合格までの最短ルートと言えます。

英検5級と比べて難しくなるポイント

英検5級と4級の最大の違いは、扱う英文の長さと文法事項の幅です。

5級は中学初級レベルでbe動詞や一般動詞の基本文がメインでしたが、4級では過去形・進行形・助動詞・接続詞などが加わります。

さらに長文読解という新しい大問が登場するため、英文を読み続ける体力も必要になってきます。

5級から4級にステップアップする際に、特に意識したい変化は次のとおりです。

  • 必要な単語数の目安が約600語から約1300語へほぼ倍増する
  • 過去形・進行形・助動詞・比較などの文法が新たに加わる
  • 大問4で長文読解(メール文や掲示など)が登場する
  • リスニングのスピードと文の長さが5級より一段階上がる

語彙と文法の両方が急に増えるので、5級合格の勢いだけで挑むと足元をすくわれることがあります。

小学生でも計画的に学習すれば十分対応できる範囲なので、焦らず1ステップずつ積み上げていきましょう。

大問別に攻略する英検4級のリーディングの裏ワザ

リーディングは35問を35分で解くため、1問あたりにかけられる時間はおよそ1分しかありません。

ただし、大問ごとに難易度や時間のかかり方は大きく違います。

語句補充のように瞬時に解けるものもあれば、長文読解のように本文を読み込む必要があるものもあるためです。

各大問の特徴を整理すると、攻略の優先順位が見えてきます。

このあと大問1から順に、それぞれの解き方のコツと裏ワザを具体的に紹介していきます。

大問1(語句補充)は単熟語の知識で得点源にする

大問1は短文の空所に当てはまる単語・熟語・文法事項を選ぶ問題で、全15問と問題数が最も多い大問です。

4択の選択肢はいずれも短く、迷っている時間がもったいない場面が続きます。

知識さえあれば即答できるため、ここでどれだけ取れるかが合格を大きく左右します

得点を伸ばすコツは、出題傾向に合わせて単熟語と文法を効率的に対策しておくことです。

  • 名詞・動詞・形容詞・副詞といった基本品詞の単語問題が中心になる
  • look at、listen to、be good atなどの熟語表現も頻出する
  • 過去形・進行形・三人称単数のsなどの文法事項を問う設問も含まれる

選択肢に意味を知らない単語が混じっていたときは、文の前後にある手がかりに注目すると正解の見当をつけやすくなります。

逆に、はっきり意味がわかる単語が1つでもあれば、迷わずそれを選ぶほうが結果的に得点につながるケースも多いです。

大問2(会話文補充)は消去法で迷わず正解を選ぶ

大問2は2〜3往復の短い会話文の中に空所があり、そこに入る応答や質問を4択から選ぶ問題です。

全5問と問題数は多くありませんが、しっかり対策すれば全問正解も十分狙えます

ポイントは、空所の前後にあるセリフから「話の流れ」を読み取ることにあります。

裏ワザ的に効くのが、明らかに当てはまらない選択肢を先に消す「消去法」のアプローチです。

  • 質問と答えの組み合わせがちぐはぐな選択肢を消す
  • 主語や時制が会話の流れとずれている選択肢を消す
  • WhereやWhenなど疑問詞の答えになっていない選択肢を消す
  • 場面(学校・家・店など)と合わない選択肢を消す

たとえばWhereで聞かれているのに「Yes, I do.」と答える選択肢は、その時点で確実に切れます。

4択から2択まで絞れれば、たとえ最後が勘になっても正解率は一気に上がるので、消去法は遠回りに見えて最短ルートです。

大問3(並べ替え)は選択肢の重複から正解を見抜く

大問3は日本語の文に合わせて英単語を並べ替え、指定された位置(1番目と3番目など)に来る語の組み合わせを選ぶ問題で、全5問出題されます。

英作文に近い力が問われますが、選択肢の特徴を見抜けば短時間で正解にたどり着けます

並べ替え問題で特に意識したい裏ワザは、選択肢同士の語順パターンを比較することです。

  • 4択のうち2つ以上に同じ単語が同じ位置にあれば、その語はそこに来る可能性が高い
  • 文頭はWhat、Where、Howなど疑問詞や主語になりやすい単語から決める
  • 動詞の形(原形・三単現・進行形)と主語の組み合わせから語順を絞り込む
  • 日本語訳の主語と動詞を先に英語に置き換えてから、残りを組み立てる

すべての並べ方を頭の中で試そうとすると時間が足りなくなりがちです。

日本語の意味と選択肢の手がかりを組み合わせて、効率よく正解を絞り込んでいきましょう。

大問4(長文読解)は問題順に答えを探して時短する

大問4は3つの長文を読んで内容に関する設問に答える問題で、全10問が出題されます。

長文の種類は掲示・案内、Eメール、説明文の3パターンが定番で、それぞれ設問数も決まっています。

全文をすべて理解しようとすると時間が足りなくなりやすいため、解き方の工夫が点数差につながります。

時短に効く裏ワザは、本文を全部読んでから設問に進むのではなく、設問の順番を信じて答えを拾い読みする方法です。

  • 設問は基本的に本文の流れに沿った順で出題される
  • 1問目の答えは本文の前半、最後の問題の答えは本文の後半にあることが多い
  • メール文では「日付」「件名」「差出人」などの書式部分から情報を読み取れる
  • 固有名詞や数字は本文から目で拾うだけで答えに直結することがある

先に設問と選択肢にざっと目を通し、必要な情報だけを本文から探す感覚で読むと、解答スピードが大きく上がります。

集中ポイントを押さえる英検4級のリスニングの裏ワザ

リスニングは30問を約30分で解きますが、音声はすべて2回流れるため、1問あたりの感覚的な時間は決して短くありません。

ただし、ぼんやり全体を聞いていると情報が頭に入らず、選択肢を選び切れないまま次の問題に進んでしまうことがあります。

リスニングで得点を伸ばすコツは、「どこを集中して聞くか」を大問ごとに変えることです。

3つの大問それぞれの特徴をざっくり整理すると、聞くべきポイントが見えてきます。

このあと各部の具体的な「聞き方の裏ワザ」と、リスニング全体に効く先読み術を順に解説していきます。

第1部(応答文選択)は1人目の2回目の発言に集中する

第1部は2人の会話を聞いて、最後の発言への応答として最もふさわしいものを選ぶ問題で、全10問出題されます。

問題用紙にはイラストだけが印刷されており、選択肢は音声でのみ流れるのが大きな特徴です。

そのため「どこを集中して聞くか」のメリハリが、得点に直結します。

第1部の典型的な会話は、Aさん → Bさん → Aさんの順で3回発言があり、最後のAさんの発言への応答(Bさんのセリフ)を選びます。

  • AさんとBさんの最初の発言で、場面や登場人物の関係をつかむ
  • 一番大切なのはAさんの2回目(最後)の発言で、ここに答えのヒントが集中する
  • 最後の発言が疑問文ならYes/Noや疑問詞への答えになる選択肢を狙う
  • 最後の発言が依頼や提案なら「Sure.」「No, thanks.」などの応答が候補になる

会話全体を均等に聞こうとせず、最後の発言にぐっと意識を集中するだけで、正解率が安定して上がります。

第2部(内容一致選択)は1回目で質問・2回目で答えを聞く

第2部は男女の会話を聞いたあとに流れる質問に答える問題で、全10問が出題されます。

選択肢は問題用紙に印刷されているため、目と耳の両方を上手に使うことが攻略のカギになります。

音声は2回流れるので、1回ごとに「聞く目的」を分けると効率よく解けます

具体的な聞き分け方は次のように分担するのがおすすめです。

  • 1回目:会話の全体像と最後に流れる質問(What・When・Where など)を確認する
  • 2回目:質問の答えに直結する部分だけを集中して聞く
  • 質問が「何時に〜したか」なら時刻、「どこで〜するか」なら場所に意識を向ける
  • 会話に出てきた単語をそのまま使った選択肢が「ひっかけ」になっているケースもある

1回目で質問を聞き取れれば、2回目で何を聞き取るべきかが明確になります。

4級では会話のテーマが日常生活中心なので、家族・学校・買い物・予定などの場面に慣れておくと、内容を予想しやすくなります。

第3部(文の内容一致)は選択肢から内容を予想する

第3部は1人の話し手による短い説明文を聞き、内容に関する質問に4択で答える問題で、全10問出題されます。

会話形式ではないため聞き取りやすい一方、情報量が多く、ぼんやり聞いていると重要な数字や場所を聞き逃しやすい大問です。

ここでは選択肢の事前チェックが大きな武器になります。

音声が流れる前に問題用紙の選択肢に目を通すと、内容のテーマを予想できます。

  • 数字(時刻・年齢・値段)が並んでいれば「時間や数」が問われると予想できる
  • 地名や建物名が並んでいれば「場所」を聞かれる可能性が高い
  • 人物名が並んでいれば「誰が何をしたか」がポイントになる
  • 動詞の原形が並んでいれば「何をするか」を聞かれている

音声を聞く前に「たぶんこれを聞かれる」と心の準備ができれば、必要な情報だけを的確に拾えます。

選択肢に意味を知らない単語があれば、音声が流れる前に文脈から推測しておくと安心です。

リスニング全体は先読みで余裕を持って解く

リスニングで実力を発揮するためには、各問題の音声が流れる前に「先読み」する習慣を作っておくことが効果的です。

特に問題用紙に選択肢が印刷されている第2部・第3部では、先読みできるかどうかで体感の難易度が大きく変わります。

本番では問題と問題の間に短い間が設けられるため、ここをすき間時間として使い倒すイメージを持ちましょう。

先読みのときに意識したいポイントを整理すると、次のようになります。

  • 選択肢に共通する話題(時間・場所・人物・行動)から問題のテーマを予測する
  • 似ている選択肢同士の違いに線を引き、聞き取る焦点を絞る
  • 知らない単語があれば、音声前に意味を推測しておく
  • 解き終わったらすぐ次の問題の選択肢に目を移し、止まらないリズムを作る

先読みは練習で必ず身につくスキルなので、過去問演習のときから常に「次の問題を先に見る」癖をつけておくと安心です。

英検4級で点を伸ばす裏ワザ的な勉強法

解き方の裏ワザだけでは合格点に届かない場合、土台となる「英語力そのもの」を底上げする勉強法が必要になります。

英検4級レベルでは、単語力と長文への慣れ、そしてそれらを支える日々の学習習慣の3点が伸びの土台です。

ここでは効率を意識した裏ワザ的な勉強法を、3つの切り口から紹介します。

時間が限られている小学生や忙しい家庭でも取り入れやすい方法に絞っているので、ぜひチェックしてみてください。

このあとh3で、それぞれの具体的なやり方を解説していきます。

机に向かう時間を最大限活かすために、自分に合いそうな方法から優先的に試してみてください。

単語力を効率よく伸ばす学習のコツ

英検4級で出題される語彙は約1300語と言われており、5級の倍以上の量があります。

ただし、闇雲に単語帳を丸暗記するだけでは記憶に定着しにくく、すぐに忘れてしまいます。

ここで意識したいのが、「短時間で何度も触れる」という記憶のコツです。

単語学習を効率化するための具体的なコツを、4つにまとめて紹介します。

  • 1日30分まとめてやるより、10分×3回に分ける
  • 1回で完璧を目指さず、1冊を最低3周することを前提に進める
  • 単語を音読しながら覚え、目・口・耳の3つで記憶する
  • 例文と一緒に覚え、使われる場面(学校・家・買い物など)をイメージする

特に小学生は、書いて覚えるよりも声に出すほうが記憶に残りやすい傾向があります。

保護者が問題を出してあげたり、家族で英単語クイズをしたりするなど、ゲーム感覚で取り組むと飽きずに続けられます。

忘れることを前提に、何度も会いに行く感覚で単語と向き合っていきましょう。

多読でリーディング力と語彙を同時に鍛える

多読とは、自分のレベルに合ったやさしい英文を大量に読み、英語に慣れる学習法のことです。

英検4級レベルでは、Oxford Reading TreeやCambridge Young Readersといった子ども向けのリーダー本がよく使われています。

辞書をできるだけ引かずに読み進めるのがポイントで、わからない単語があっても文脈から推測する力が自然に身につきます。

多読を続けると、リーディングだけでなくリスニングや語彙にも良い影響が広がります。

  • 同じ単語に何度も出会うことで、自然に語彙が定着する
  • 英文の語順に慣れ、長文読解のスピードが上がる
  • 知っているフレーズが増え、リスニングでも聞き取りやすくなる
  • 「英語を読むのが楽しい」という成功体験が積み上がる

最初は1冊1〜2分で読めるくらいのやさしい本から始めるのがコツです。

公立の図書館や学校の図書室に英語多読コーナーがあるケースも増えているので、まずは無料で試せる環境を活用してみてください。

ネット教材で弱点を効率よく克服する

紙のテキストだけでなく、ネット教材を組み合わせると弱点克服のスピードが一気に上がります

特に文法やリスニングなど、子ども一人では学びにくい分野は動画解説との相性が抜群です。

スマホやタブレットがあればすき間時間に学習できるため、塾や習い事と並行しても無理なく続けられます。

ネット教材を選ぶときに意識したい基準は、次の4つです。

  • 英検4級のレベルに合っているか(5級〜3級対応など明記されているか)
  • リスニング音声がネイティブの自然な発音で収録されているか
  • 解説が音声・文字・図のいずれかで丁寧に行われているか
  • 進捗管理や復習機能があり、子どもが続けやすい設計か

英検協会公式の学習サービス「スタディギア for EIKEN」は、4級にも対応しており、無料プランから始められます。

苦手な大問だけを集中的に復習できるので、過去問の結果を分析してから取り組むと、学習効果がぐっと高まります。

小学生が英検4級でつまずきやすいポイントと対策

小学生が英検4級に挑むとき、つまずきやすいポイントには共通の傾向が見られます。

日本語でもまだ抽象的な語彙を扱う機会が少なく、英文法の概念に触れた経験も限られているためです。

逆に言えば、つまずきやすいポイントを事前に押さえておけば、対策の優先順位を間違えずに済みます

特に多い「つまずきの3パターン」は次のとおりです。

このあと、それぞれの課題に対する具体的な対策をh3で紹介していきます。

「うちの子はなぜ点が伸びないのか」を見極めることが、合格までの近道です。

抽象的な単語は例文や場面とセットで覚える

英検4級では、5級までほとんど出てこなかった抽象的な単語が登場します。

たとえばidea(考え)、problem(問題)、history(歴史)などは、日本語でも意味を説明するのが難しい言葉です。

こうした単語を意味だけで覚えようとすると、テストで使い方を問われたときに対応できません。

抽象語をしっかり身につけるためには、必ず例文や場面とセットで覚えることがポイントになります。

  • ideaは「I have a good idea.(いい考えがあるよ)」など、自分が言いそうなセリフで覚える
  • problemは「No problem.(問題ないよ)」のような会話表現から入る
  • historyは「I like history class.(歴史の授業が好き)」のように学校生活と結びつける
  • weatherは天気予報や日常会話の例文を音読して定着させる

絵カードを使ったり、保護者がその単語を使った質問を投げかけたりすると、子どもが「使える単語」として吸収しやすくなります。

会話の状況把握はパターン練習で身につける

リーディング大問2やリスニング第1部・第2部では、会話の流れを正しく読み取る力が問われます。

小学生は日常で英語の会話に触れる機会が少ないため、「この場面では何と返すのが自然か」という感覚をつかみにくい傾向があります。

ここを補うのに有効なのが、定番のやり取りをパターンごとに覚える練習です。

よく出る会話パターンを意識的に覚えておくと、選択肢を絞り込みやすくなります。

場面よくあるやり取り
学校What time is the class? — It starts at ten.
家庭Where is my bag? — It’s on the table.
How much is this? — It’s five dollars.
約束Let’s play soccer. — Sounds good.

最初は丸ごと音読し、慣れてきたら主語や数字を入れ替えて練習すると応用力がつきます。

場面を頭の中でイメージできるようになると、リスニングでも「次に来そうな答え」を予想しやすくなります。

5級より上がる文法は問題集で慣れて克服する

英検4級から本格的に登場するのが、過去形・進行形・助動詞・比較などの文法事項です。

英会話スクールに通っている小学生でも、文法を体系的に学んだ経験は意外と少なく、ここで一度立ち止まる子どもは多いものです。

解説を読むだけで終わらず、問題演習を通じて「使い方」に慣れていく姿勢が大切になります。

文法克服のための具体的なステップは、次のように進めるとスムーズです。

  • ステップ1:薄い文法ドリル(小学生向け英文法など)で1単元ずつ概念をつかむ
  • ステップ2:英検4級の問題集で大問1の文法問題だけを集中的に解く
  • ステップ3:間違えた問題に印をつけ、1週間後にもう一度解き直す
  • ステップ4:過去問で実際の出題形式に慣れて仕上げる

特に過去形では動詞の不規則変化(go→went、see→sawなど)が壁になりがちなので、表にまとめて毎日5分眺める習慣をつけると定着が早まります。

英検4級対策におすすめの教材・参考書

合格を目指すうえで、市販の教材・参考書をどう組み合わせるかは大きなテーマです。

英検協会自身も対策教材を公式に推奨しており、書店には旺文社や学研などから多数の問題集が並んでいます。

ここでは、4級対策で定番とされる3つのカテゴリーから、それぞれ代表的な教材を紹介します。

教材選びの基本は、目的に合わせて「単語」「過去問」「アプリ」を組み合わせることです。

このあとh3で、それぞれおすすめの教材と使い方のコツを順に紹介していきます。

教材は「やり切れる量」に絞るのが鉄則で、何冊も買い込むより1冊を3周するほうが結果につながりやすくなります。

単語学習に欠かせない定番の単語帳

英検4級対策で圧倒的に支持されている単語帳が、旺文社の「英検4級でる順パス単」です。

過去の出題データに基づき、よく出る順に単語と熟語が並んでいるため、効率よく語彙を増やせます

無料の音声ダウンロードに対応しており、耳から覚える学習にも使いやすい設計です。

「でる順パス単」を最大限活かすために、次のような使い方をおすすめします。

  • 1日1セクション(20語前後)を目安に進め、1冊を3〜4週間で1周する
  • 音声を流しながら音読し、目と耳の両方でインプットする
  • 例文も一緒に読み、単語の使われ方をセットで覚える
  • 2周目以降はわからなかった単語にチェックを入れ、苦手だけを重点的に復習する

似た教材としては、例文中心に学べるアルクの「キクタン英検4級」もあり、リスニング対策と並行したい人に向いています。

自分の学習スタイルに合うものを1冊選び、最後までやり切ることが何より重要です。

過去問で本番の感覚を身につける

過去問演習は、合格を確実にするうえで欠かせないプロセスです。

特に旺文社の「英検4級 過去6回全問題集」は、過去6回分の問題と解説、リスニング音声がまとまっており、長年の定番として愛用されています

本番と同じ形式で時間を計って解くことで、時間配分と集中力の両方を鍛えられます。

過去問を効果的に使うコツは、解いて終わりにせず分析と復習につなげることです。

  • 1回目は本番と同じ時間で解き、現状の得点と弱点を把握する
  • 大問ごとの正答率を計算し、伸びしろが大きい大問から復習する
  • 間違えた問題は解説を読み、なぜ違うのかをノートに簡潔にまとめる
  • 直前期は新しい問題に手を出さず、既に解いた問題の復習に絞る

なお、英検協会の公式サイトでは直近回の試験問題と解答が無料で公開されています。

直近3回分の一次試験問題および解答を、ホームページで公開しています。

※引用元:公益財団法人日本英語検定協会「試験内容・過去問」

市販の過去問集と公式の無料公開をうまく組み合わせれば、コストを抑えつつ十分な演習量を確保できます。

スマホで学べる英検対策アプリ

スマホやタブレットを使った学習は、移動中やすき間時間を有効活用したい家庭にぴったりです。

英検協会公式の「スタディギア for EIKEN」は、4級にも対応した学習サービスで、無料プランでも単語・リスニング・文法など幅広い機能が使えます

合格までの学習計画を自動で組み立ててくれるため、何から始めればいいか迷っている人にも便利です。

英検対策アプリを選ぶときに比較したいポイントを、表にまとめました。

アプリ名特徴料金
スタディギア for EIKEN英検協会公式。4技能を総合的に対策できる無料プランあり
英語の友(旺文社)パス単や過去問集と連動した音声・例題アプリ基本無料
英単語アプリ mikanゲーム感覚で英単語学習を続けやすい一部無料

アプリ単体に頼りすぎず、紙の教材と組み合わせて使うのが効果を最大化するコツです。

特に小学生の場合は、学習時間や使いすぎを保護者がコントロールしながら活用すると、安心して継続できます。

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